北海道へスキーに行こう番外編
カナディアンロッキーへスキーに行こう!

ここでは、2006年1月に初めて海外スキーに行った際の経験をもとに書いております。 実際に行かれるときとは、状況が違うかもしれませんが、ご了承ください。
なお、私は英語は一切できません。

カナディアンロッキーに行くに当たっての基礎知識

カナディアンロッキーへスキーに行く場合は、バンフという町に宿を取るのが一般的です。
バンフはカナダのアルバータ州にあります。アルバータ州での言語は英語で、通貨はカナダドルになります(06年1月のレートで1カナダドル=約100円)。
スキーなどの旅行で短期滞在の場合は、ビザは不要です。
バンフの標高は約1300m、冬の平均気温は −10度で、かなり寒いです。
バンフへの道のりは、日本からでは、バンクーバーやアメリカ国内で乗り継いでカルガリー空港から車で約2時間です。


事前に準備しておくもの
3ヶ月前〜1ヶ月前
○ 有給休暇をとる手続き
○ パスポート
○ クレジットカード ※VISAかMasterCardのロゴが入っているカード。他のカードでは使えないところがあると思います。
○ シティバンクや新生銀行に口座を開く (このあとで、詳しく説明します)
○ 旅行の申し込み (JTBでは、説明会もやっています。不安な方は参加してください)
○ マイレージカード (実際に使う航空会社または提携している航空会社のカードを作りましょう)


2週間前から準備しておくもの
○ トラベラーズチェック(必要な方だけ)
○ スキー用具の準備  フェイスマスク、ゴーグルは必ず持って行く! 目出し帽でもいい
○ お茶
英語がしゃべれなくても何とかなります!
とりあえず、行っちゃってみましょう。


成田からバンクーバーへの便は JALとエアーカナダ(全日空・タイ国際航空とのコードシェア)が運航しています。ツアー会社によって、使う便が違うと思いますが、夜に出発して、カナダには現地時間の朝に到着します。実際に飛行機に乗っているのは9時間です。
飛行機を降りる前に、時計をあわせましょう。7時間進めて日付を1日戻してください。初めて海外に行くとピンとこないと思いますが、成田を夜出発したのに、同じ日の朝にバンクーバーに到着します。
着いたらまずは入国審査を受けます。ここでは、飛行機の中で配られた用紙を提示する必要があります(この用紙はかなりくせ者です。わからないことは、飛行機の中の日本人の乗務員に教えてもらうといいでしょう)。係員に「こんにちは」と話しかければ、適当に日本語で話しかけてくれます。 目的はsitesheeing(サイトシーイング・観光)と答えて、行き先を聞かれたら「バンフ」と答えておけば大丈夫です。あと、聞かれるとしたら、滞在日数です。
入国審査が終わると、荷物を引き取ります。この際、スキー・スノーボードはカルガリーまで直接行くので引き取る必要がありません。ただし、スノボーのケースの中に板と靴以外のものを入れておくと、出てくることがあるそうです。乗ってきた航空会社の係員に問い合わせましょう。ここには日本語が喋れるスタッフがいます。
荷物を引き取ると、旅行会社のスタッフが待っていてくれます。自分が参加した旅行会社のスタッフに声を掛ければ、乗り継ぎ方法などを教えてくれるでしょう。カルガリー空港はとっても広いです。 迷子にならぬように。
ロビーに出たら、まず、銀行のATMに向かいましょう。UNION BANKという銀行のATMが空港内にあります。それ以外にも10台以上あります。なぜ、すぐにATMなのか? 理由は次に説明します

カナダには現金を持って行く必要はありません。!
カナダドルは私が旅行したときで1ドルが約100円でしたが、実際に銀行で現金で購入する場合は、107円と 片道7円もの手数料が取られます。
そこで、3ヶ月前に準備しておくものでふれた、シティバンクや新生銀行に口座を開き、日本で口座に円で入金して、カナダでカナダドルを引き出すと、有利なレートでカナダドルを手にすることができます。
日本からカナダの玄関口バンクーバー空港にはたくさんのATMがあります。ATMオーナーによっては手数料を取りますが、銀行のATMであれば無手数料です(為替手数料はかかりますが、日本やカナダで両替するよりは有利です)。
ATMの使い方は、最初にキャッシュカードを挿入する。(日本のように自動的に引き込まれない機種は、自分で奥まで押し入れて、自分で引っ張り出します。(絵が描いてあるので、なんとなくわかると思います。)。 →次に言語を英語かフランス語かを選択します。英語を選択してください。→次に取引の種別です。WITHDRAWALを選んでください→ 次に暗証番号4桁を入れてる(機種によって、最後に OK ボタンを押すものもあります)→次に引き出す金額を選びます(20ドル刻みで、画面に表示されるので、その中から選びます)→確認の画面が出るので OK を選ぶとお金が出てくる。
現金で支払う必要があるのは、チップ、自販機での買い物、スキー場での食事、ファーストフードなどなど。日数に合わせて引き出してください。ATMからは、20ドル紙幣で、必要な金額が出てきます。チップなどに使うために両替したいのであれば、ゲームコーナーなどに両替機があります。
バンフにもATMは多数あるし、ホテルやスーパー・スキー場などにもあるので、足りなくなったらどこでもおろせます。
(写真は空港内のATMですが、他にもスーパーやホテル、スキー場にもあります)

銀行でお金をおろすとお腹が空きます。
バンクーバー空港には日本でおなじみのSUBWAYやバーガーキングといったファーストフードがあります。 メニューを見て 美味しそうなものを 指差して注文するか、メニューに付いている番号で「ナンバー○」って注文すると大丈夫です。あとは、レジ係の人が「コーク?」などと聞いてくれるので、飲みたいジュースを注文すればいいでしょう。ただ、お茶などはなく、水以外は甘いものと考えて下さい。

バンクーバーからカルガリーまでは1時間半ほどのフライトです(東京から札幌くらいの距離)。カルガリー空港で全ての荷物を引き取って下さい。日本の空港のように、預けた荷物の照合などありません。間違って持って行かれないように、自分の荷物には目印を付けておいた方がいいです。Baggage claimというコーナーに出てきます。スキー・スノーボードは取扱注意の場所に出てきます。この荷物受け取りコーナーに旅行会社の現地スタッフが待っていてくれると思います。また、このスタッフからリフト券の引換券を購入します(1日あたり75ドルくらい!)。ここではJCBも使えました。
カルガリーから宿泊するバンフまでは車で2時間です。カルガリー市内を抜けるとひたすら単調な道のりが続きます。眠っていってもいいと思います。バンフに着くとスキーカウンターにまず立ち寄ります。そこでさっきの引換券とリフト券を引き替えたあと、自分の宿泊するホテルへ連れて行ってくれます。
購入したリフト券には、切取線があるので、そこで切り取っておきます。紛失したときに再発行してもらえるそうです。そして、リフト券の方は、結束バンドでウェアに付けます。私は、真ん中のチャックの穴に付けたのですが、チャックを上まで上げると顔に当たって邪魔なので、ポケットのチャックなどに付けるのがいいと思います。このリフト券は、山歩き用の地図に使われている強力で撥水性のある素材でできているので、そう簡単には切れません。

この日は宿に着くともう夕方です。ツアー会社のオプションで夕食券を購入することもできるし、町に繰り出して、食事を取ることも可能です。バンフはとても狭い町なので、隅々まで歩けます。マクドナルドやサブウェイなどもあります。また、アルバータ牛の産地でもあるので、ステーキを食べに行くのもいいでしょう。レストランに入る場合は英語に自信のない人は食事券(食事+ドリンク+チップが含まれるけど高い)を購入した方がいいと思います。スーパーも2件あるので、そこで買ってもいいでしょう(JCB使えませんでした)。適当にかごに入れて、最後はカードで精算すれば、英語がわからなくても平気です。惣菜コーナーも充実しています。酒屋も町の中にあります。モルソンカナディアンというビールが一般的みたいですがサッポロビールもあります。



スキーの日
前日に買ったリフト券は、SunshineVillage,Lakelouise,Mt.Noqueyの3つのスキー場共通で、送迎のバス代も含まれています。時刻表を確認し、行きたいスキー場行きのバスに乗ります。ほとんどどのホテルに発着しますが、2軒ホテルが並んで着るような所は、片方にしかつかなかったりします。大きいのはSunshineVillageとLakeLouise、近いのはNoqueyです。バスの前のガラスに行くスキー場が表示されているので、行きたいスキー場行きのバスに乗って下さい。乗るときに、昨日購入したリフト券のバーコードを読み取り機で読み取ってもらいます。
スキー場に着くと、味わったことのない寒さになっていると思います。肌を出していると危険なので、ゴーグル、フェイスマスクでしっかりガード、日焼け止めも忘れずに。
スキー場には日本みたいにスキー場のコースマップがあるので、確認しながら滑って下さい。グルーミング(圧雪)されているバーンは、きつい斜面でも初心者コースになっています。森林限界の上にあるコースでは木は生えていません。ということは、どこでも滑ってOKです。ただし、自己責任で。。。大きいスキー場では、奥まで行ってしまうと戻るのに時間がかかります。バスの時間に十分に余裕を持って戻りましょう。
帰りのバスはホテル別にバスが出ています。自分の泊まっているホテルに行くバスに乗ってください。


最終日
最終日は早朝の出発となるので、ホテルで朝食を取れません。前の日のうちに買っておきましょう。
チェックアウトの時に変な料金を請求されたら、絶対に払わないで下さい!! 現地の係員が迎えに来たときに事情を説明して対応してもらいましょう。
帰りは行きと同じルートでカルガリーへと戻ります。現地係員が手伝ってくれるので、荷物を預け、出国手続きを済ませて、中へ入ります。朝早いので、免税品のお店はやっていません。
バンクーバーでの乗り継ぎの時間が、免税店での買い物の時間となります(カルガリーで出国手続きを済ませているので、バンクーバーではただ乗り換えるだけです)。買い物の時は手持ちのカナダドルを全てだし、足りない分をカードで払いたいと言えば、だいたいOKしてもらえると思います。



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