北海道へスキーに行こう番外編
カナディアンロッキー スキーレポート


私の勤める会社では、1年に1回だけ5連休をとれる制度があります。その制度を利用してカナディアンロッキーに行ってきました。
本当は、サホロにいこうと思っていたのですが、宿がいっぱいのため、取れませんでした。それで、思い切って、行っちゃいました。

英語力は、私はまったく喋れません! 書いてあることが、何とな〜くわかる程度です。 電子辞書が手放せません(笑)
嫁さんが、少〜しだけ話せるので、嫁さんが頼りです。

今回利用したのは、JTBワールドバケーションズ主催の 「LOOK JTB  worlDo カナディアンロッキー 5日間」です。
費用は、ツアー料金+成田・カナダの空港税+燃油サーチャージで1人 約12万円です。 食事は機内食だけがついています。


1月15日−−−
午後、家を出発し、スカイライナーを利用し、成田空港へ向かいます。スーツケースはJALエービーシーの空港宅配を利用しましたので、ボードだけを持って行きます。
成田空港でのクーポン類の引き替え、荷物預けはスムーズに進み、私のJCBゴールドカードに付帯する有料ラウンジサービスを利用しました。羽田などのラウンジと違い、なんだか、ごみごみしていてあまりくつろげません。
出発の1時間前に出国審査を通り、免税品店を見て何も買わずに、搭乗ゲートへとすすみました。

エアカナダ004便(全日空・タイ国際航空とのコードシェア)はYクラス(エコノミークラス)には90%ほどの客を乗せ定刻に成田空港を飛び立ちました。飛び立って1時間後に食事、次の食事は到着の2時間前とのことなので、その間爆睡。定刻通りバンクーバーに到着しました。
バンクーバーではまず入国審査。私たちの前には、中国・韓国からの方々が並んでいました。その方々が、やや手こずっていたため、15分くらいの時間を要しました。
成田では荷物を預ける際、「スーツケースはバンクーバーで引き取らなければならないが、スノーボードはカルガリーまで行くこととそうでないことがある」という、いい加減なことを言われていたため、スノーボードがちゃんと、カルガリーまで行くことを確認し、スーツケースを引き取って、到着ロビーへ
到着ロビーでは、現地のJTBのスタッフが待っていて、乗り換えの方法を教えてもらい、この旅行の目的の1つである、空港内の「バーガーキングへ

バーガーキングは、かつて日本にも店舗を持っていたが、2001年3月に撤退している。 バーガーキングの商品の特徴はマクドナルドのハンバーガーと比較して1周り大きい「ワッパー」というハンバーガーです。少しジューシーさに欠ける肉が2枚とレタスやピクルスがパンに挟まれてて、とっても美味しいんです。
もちろん、英語のできない私は、店舗のセットメニューの中で一番大きそうなヤツを注文しました。セットには1つ1つ番号が振られているので、レジの係員に「ナンバー1 プリーズ」というと、理解してくれたらしく、「コーク?」と尋ねてきたので「イエス」と答えて、注文完了。日本のマクドナルドのようにすぐに出てくることはなく5分ほど待たされる。
5年ぶりに食べる「ワッパー」は最高の味でした。 値段は約8ドルでした。

食べ終わった後は、カナダの国内線へ乗り継ぎ、セキュリティーチェックは厳しく、上着は脱いでX線検査に通す。私はベルトをしていないので、どこの空港でも引っかからない。エアカナダ212便はオンタイムフライトでした。日本時間では早朝なので、ぐっすり眠ってカルガリー到着。
カルガリー空港では、JTBの現地係員が待っていてくれた。係員の手引きでスーツケースとスノーボードを引き取り、ナイアガラから回ってきたという別の夫婦と一緒に送迎の車(シボレーの10人のりのワゴン車)で、一路バンフへ。バンフまでの距離は150キロほど、カルガリーの市内を抜けると、高速道路(もちろん無料です)です。2時間弱でバンフ市内に到着。町のはずれのホテルに立ち寄り、翌日からのスキーパス(2日券で1人約150ドル)を購入し、宿泊のホテル「バンフパークロッジ」に到着。
到着後は、SAFEWAYというスーパーで食事を買い込みに行く。夕飯はポテトとハム・チーズ。翌朝のサンドイッチを買って帰り、食後、疲れているので早めに就寝


日本時間現地時間時差 
17:0017:00±0成田空港集合
19:0019:00±0AC004便で成田空港出発
   −−−日付変更線通過−−−
3:5510:55−17バンクーバー到着
6:0013:00−17AC212便でバンクーバー出発
7:2015:20−16カルガリー到着
7:5015:50−16現地JTBのスタッフの運転する車で カルガリー空港出発
9:4017:40−16バンフ到着


1月16日−−−
特に、時差ボケもなく目覚める。一通りの準備を整えて、ホテルのロビーへ。ロビーでは、半日ガイド(ツアーに組み込まれています)をお願いしていた方が待っていてくれた。現地でガイドをお願いする場合、スキー場が広くてわかりにくい、Lake Louiseに出ることが多いそうです。 バスに乗り「Lake Louise(レイク・ルイーズ)」スキー場へ。約50分ほどで到着
Lake Louiseは有名な湖だそうだが、このスキー場は湖のそばにあるわけではなく、遙か遠くの山の麓に凍った湖がわかるというだけのスキー場です。

日にち:06年1月16日(現地時間)
場所:Lake Louise  レイク・ルイーズ
天気:晴れときどき曇り
積雪:150センチ
雪質:パウダー  雪の付きにくい斜面はアイスバーン
気温:−15度以下  とにかく寒い 
リフト:全て運行
コース:全面滑走可能
待ち時間:ほとんどなし
スキーヤー:ボーダー=8:2 (もっとボーダーが少ないかも)

Lake Louiseスキー場の構造は北海道のキロロのような構造です。正面の山の表側と裏側。裏山の表側がスキー場になっている。山麓で1646m。山頂では2672mになる。この標高をもつスキー場は残念ながら日本国内にはありません。 あえて言えば、富山県立山の山スキーの一の越ルートがほぼ同じ標高です。この標高は森林限界を超えており、スキー場上部のリフトを目指すリフトの途中で木がまったくなくなります。だから、岩さえなければ、技術さえあれば、どこでも滑れるのです。それだけ、広大なスキー場なので、グルーミング(圧雪)してあるエリアは少なく、斜度がきつくても初心者コースになっています。

16日は、スキー場に着いたら準備をして、ガイドさんとGlacier Express Quad、Top of the World Express 6-pack(なんと6人横並びのリフト)と乗り継ぎ、グルーミングしてあるバーンSunset Terrace、Good Intentionsをすべる、ここからは、正面の遠くにLake Louiseが臨める。山の裏側に回りSaddleback、Pika Connectorを滑りLarch Area(裏山)へ、Larch Areaには圧雪してあるコースが多く滑りやすいです。Larch、Wolverineを滑りPtarmigan Quadリフトを使い、朝バスを降りたロッジへ、昼食を食べてガイドさんと別れる。
昼食もメニューの中でわかるのが、チーズバーガーとフィッシュバーガーしかなかったので、フィッシュバーガーとフレンチフライ(フライドポテト)。ジュースまで入れて12ドルくらいとられました。
午後はまずGrizzly Express Gondlaに乗って、Meadow Race Pitchを滑った後、午前中と同じコースを滑るが、14:30を過ぎると急に寒くなってきたので15時過ぎであがって、15:30のバスでホテルへ帰る。
このスキー場、コースの一本、一本がとても長いのです。疲れるくらいです。
カナダのスキー場では、ゴンドラだからといって、駅舎を作るわけではなく、普通に地面から乗ります。ちょっと違和感があります。 ゴンドラ自体は、日本では日本ケーブルが作った、ゴンドラに採用されている、スイスCWA社のゴンドラなので、日本と全く同じ形のものです。

リフト乗り場には、なぜかティシューが!?
真っ白だからわかりにくいんですけど、これがコース!木がないから、どこでも滑れる


今日のディナーはマクドナルド。
ダブルビッグマック」を食べる。日本のビッグマックは 上から パン・肉・パン・肉・パン だが、こっちのは、パン・肉・肉・パン・肉・肉・チーズ・パン。すごい! もちろん、ビッグマックソースは日本と同じ味でした。  社会問題になった、「スーパーサイズ」を食べる。もちろん、英語はできないので、従業員の背後にあるメニューの写真を指差して注文。「コーク?」と聞かれたので「ダイエットコーク」と言ったら通じました。 いい加減、コーラに飽きてくる。(でもそれ以外が注文できないから仕方ない)
これがスーパーサイズ。
わかりにくいんですけど、とにかくでかいです。ポテトのmのマークの真ん中にカナダの国旗のマークが付いてます。
パン・肉・肉・パン・肉・肉・チーズ・パン
スーパーで朝食のフォッカッチャを買って、ホテルに帰りました。

1月17日−−−
日にち:06年1月17日(現地時間)
場所:SUNSHINE VILLAGE
天気:晴れときどき曇り
積雪:150センチ
雪質:パウダー  雪の付きにくい斜面はアイスバーン
気温:−10度
リフト:全て運行
コース:全面滑走可能
待ち時間:ほとんどなし
スキーヤー:ボーダー=7:3

バンフからSUNSHINE VILLAGEまではバスで30分弱。バスで駐車場に着くと、そこからスキー場までは、ゴンドラで上っていく(GALA湯沢や谷川岳天神平のような感じです)。途中、直角に曲がる場所や、中間駅があったりするが、中間駅のGoat's Eys Mountainは上級者コースばかりのため、終点のLookout Mountainまでゴンドラに乗る。
そこは、すり鉢の底にあたり、八方にリフトが伸びている。ゲレンデ自体は、日本のスキー場に近い構造だが、やはり、森林限界を超えているエリアがあるため、どこでも滑れる。
最初には、まっすぐ上へと進む、ANGEL EXPRESSに乗り、Green Run(初心者用のコースは緑の標識で示されるので、早い話が初心者コース)を滑り、慣れてくると、途中からおれて、適当に滑る(木がないので、岩がないと判断できれば、どこでも滑っていけるんです)。飽きてくると、さらに上まで行くCONTINENTAL DIVIDE EXPRESSを利用し、Lookout Mountain(ちなみに標高2730m・日本の北アルプスの山くらいの標高です)の山頂へ。WorldCup Downhill、South Divideは整地されているので、僕でも大丈夫でした。
昼食をDay Lodgeでとる。カフェテリアレストランでピザとダイエットコーク(うまく注文できないので、焼いてあるピザくらいしか無理(笑))
食後はSTRAWBERRYを滑り、飽きてきたら、午前中と同じコースを滑りました。

バンフの町のほとんどのホテルがスキー場行きのバス乗り場となっている
バスの前の窓の所にSUNSHINEと書いてあります。これは、SUNSHINE VILLAGE行きのバス。
LAKE LOUISEやNORQUAYに行くバスは別のバス会社のバスが行きます。近くにある NORQUAY行きは路線バスのような小さなバスです
乗降場では、運転士がトランクを開けてくれるので、勝手に出し入れする。スキー場からの帰りは、ホテルごとにバスがあるので、自分が泊まっているホテルに行くバスに乗車する
カナダは右側通行なので、日本と反対側にドアが付いています。
果てしなく白いコース。最初のうちは酔って気持ち悪くなります。 よーく見るとわかるんですが、ところどころ、緑の標識みたいなのが、コースの真ん中に立っていて、それをたどればいいんです。 ちなみに緑は初心者コースです。 中級者以上のコースにサインはありません。
これなら、森林限界がわかりやすいですね。木のないところも全てスキー場です。
きた、ここにもティシュー! ゴミ箱の横の白いプラスチックの箱に入ってます。
SUNSHINE VILLAGEのゴンドラも、地面から乗る。日本みたいに立派な駅じゃないんです。ウェアの首の所からぶら下がっているのが、リフト券



町に帰ってからは、翌日の朝が早いので、SAFEWAYにパンなどを買いに行きました。


1月18日−−−
いよいよ、カナダも今日まで、朝JTBの係員が迎えに来てくれて、バンフまで送ってくれた車で、カルガリーへと向かう。カルガリー空港では代表者のマイレージカードでチェックインが可能(全日空のカードでいいんです)!。日本のように磁気のついたチケットではなく、ただの白い感熱紙にバーコードが書かれた紙が自動チェックイン機から出てくる。そのまま、出国手続き、手荷物検査を済ませ、飛行機を待つが・・・。時間を過ぎても搭乗機に案内されない。1時間後にエンジントラブルとのことで、ようやく別の飛行機に乗ることができた。
一回り小さい機体になったのだが、たぶん乗れない人が出たと思う。。。
1時間40分ほどで、バンクーバーに到着。そこからはダッシュ!!免税品など買う暇もなく東京行きの飛行機に乗り込む。Yクラスはは半分ほどの搭乗率当然、真ん中の4席を一人でいただいちゃいて、横になって帰ってきました。うーん Cクラスよりも快適かも(笑)。
日本時間現地時間時差 
前日22:456:45−16現地JTBのスタッフの運転する車で バンフ出発
0:408:40−16カルガリー空港到着
3:0511:05−16AC209便でカルガリー出発(エンジントラブルのため1時間遅れ)
4:4511:45−15バンクーバー到着
5:3012:30−15AC003便でバンクーバー出発(接続便遅れのため20分遅れ)
   −−−日付変更線通過−−−
翌日15:2515:25±0成田空港到着
結局、最終的に、現地での食事、リフト券を入れると、総額1人あたり20万円ほどでした。滑れたのは2日でしたが、異国での雰囲気を存分に味わって、満足な5日間でした
北海道のサホロ5日間、スクールまでのオールインクルーシブで12万円くらいですが、高いと思いますか? 安いと思いますか?